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臨床検査科

臨床検査科のご案内

基本方針

当院の臨床検査科では、「正確・迅速・丁寧な検査」を基本方針とし、医療の質の向上と患者様の安心に貢献しています。
検査は診断や治療方針の決定に欠かせない重要な役割を担っており、私たちはその責任を胸に、日々の業務に取り組んでいます。

臨床検査科の特色

  • 迅速で正確な検査体制
    医師の診断を支えるため、可能な限り迅速かつ精度の高い検査結果を提供しています。
  • 専門性の高い技師が在籍
    認定超音波検査士をはじめとした有資格の技師が在籍し、専門的な知識と技術で高精度な検査を行っています。
  • 患者様に寄り添う姿勢
    検査中も丁寧な説明と配慮を心がけ、安心して検査を受けていただけるよう努めています。
  • 感染症への万全な対応
    感染症検査を含むすべての検査において、衛生管理を徹底し、安全な検査環境を維持しています。

検査体制

当科は、臨床検査技師4名体制で日々の検査業務を行っており、以下の専門資格を有した技師が在籍しています。
・認定超音波検査士(心臓) 1名
・認定超音波検査士(消化器) 2名
・認定超音波検査士(表在) 1名
それぞれの専門分野に応じて、精度の高い検査を実施できる体制を整えています。

検査内容のご紹介

検体検査

当院では、血液・尿・便などの検体を用いたさまざまな検査を行っており、病気の診断、治療効果の判定、健康状態の把握に役立てています。

生化学・免疫学的検査(感染症検査を含む)
血液を中心とした検査により、肝臓や腎臓、膵臓の機能、糖や脂質の代謝状態、腫瘍マーカー、自己免疫に関する抗体などを測定し、さまざまな疾患の診断や経過観察に活用されます。
また、ウイルスや細菌に対する抗体や抗原を検出することで、感染症の有無を調べる検査も含まれており、肝炎や梅毒、インフルエンザ、新型コロナウイルスなどの診断に対応しています。

血液検査・凝固検査
赤血球、白血球、血小板の数や形態を調べることで、貧血、感染、血液疾患などの診断に役立ちます。また、止血機能や血栓傾向を評価する凝固系検査も行っています。

一般検査(尿・便)
尿検査では腎臓や尿路の異常を、便検査では消化器系の出血や感染症の有無を確認します。健康診断やスクリーニング検査としても広く用いられています。

生理機能検査

生理機能検査は、患者様に直接検査を行い、臓器や器官の働き(機能)を評価する、非侵襲的な検査です。身体への負担が少なく、安全かつ迅速に実施できるため、心臓や血管、呼吸機能などの異常の早期発見や経過観察に広く活用されています。
当院では、専門知識と技術を持った臨床検査技師が検査を担当し、医師の診断・治療に必要な正確なデータを提供しています。検査中は、安全性と快適性に十分配慮し、不安を感じられることのないよう、必要に応じて丁寧なご説明を心がけています。

超音波検査(エコー)
超音波を用いて、体内の臓器や血流の状態を観察します。心臓、腹部臓器(肝臓、腎臓、膵臓など)、頸動脈、甲状腺、乳腺、下肢静脈など、さまざまな部位の評価が可能です。放射線を使用しないため、体にやさしい検査です。

心電図検査
心臓の電気的な活動を記録し、不整脈、心筋梗塞、虚血性変化などを調べます。24時間記録するホルター心電図も実施しており、日常生活中の心電図の変化も確認できます。

血圧脈波検査(ABI・PWV)
血管の硬さや詰まりの程度を評価する検査で、動脈硬化の進行状況や下肢動脈の血流障害などがわかります。短時間で簡便に行える検査です。

呼吸機能検査
肺の換気能力や空気の流れを測定し、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの診断に用いられます。しっかりと息を吸って吐くだけで行える検査です。

簡易聴力検査(主に健康診断)
健康診断の一環として、一定の周波数の音を聞き取る検査を行います。聴力の低下を早期に把握するための重要な検査です。

おわりに

私たち臨床検査科は、すべての検査において「正確さ」と「安心感」の両立を目指しています。
検査に対して不安をお持ちの方にも、丁寧なご説明ときめ細やかな対応を心がけておりますので、気になることがありましたらどうぞお気軽にご相談ください。