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頭痛外来

◎ 頭痛外来とは

頭痛に悩む患者さんのために専門的な診断と治療を行う診療科です。頭痛は日常生活に大きな影響を与えることがあり、その原因や種類によって対処法も異なります。頭痛外来では、経験豊富な医師やスタッフが患者さんの症状に対して適切なアプローチを行い、最適な治療を提供します。

◎ 頭痛の種類

頭痛にはさまざまな種類がありますが、主に次のような分類がされています。

一次性頭痛

緊張型頭痛

一般的な頭痛の一種であり、ストレスや緊張などの心理的要因によって引き起こされます。頭全体または両側に圧迫感や痛みがあり、軽度から中程度の痛みが継続的に現れます。痛みが頭部の筋肉の緊張や姿勢の悪さに関連していることがあります。緊張型頭痛は一般的には比較的軽度で、自己管理や身体的なリラクゼーション方法で緩和できることがあります。ただし、痛みが重度で日常生活に大きな影響を与える場合には、医師の診断と適切な治療を受けることが重要です。

片頭痛

一側の頭部に激しい痛みが現れる神経性の頭痛です。光や音に敏感になったり、吐き気や嘔吐が伴うことがあります。血管の異常活動が原因で起こると考えられています。個人によってトリガーとなる要因は異なりますが、ストレス、食品、睡眠不足などが関与することがあります。

群発頭痛

非常に強い一側性の頭痛を特徴とする稀な神経性の頭痛です。短期間で頻繁に発作が起こり、通常は同じ時間帯に集中して現れます。頭痛とともに、目の赤みや涙目、鼻づまり、顔の腫れなどの自律神経症状も見られることがあります。群発頭痛は非常に苦痛であり、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

二次性頭痛

一部の頭痛は命に関わる可能性があります。以下は注意が必要ないくつかの頭痛の例です。

くも膜下出血、脳出血

くも膜下出血は、脳の表面にあるくも膜下腔からの出血によって引き起こされます。頭痛は非常に激しい性質であり、頭の後部や首に集中することが多く、吐き気や意識障害などの症状も伴います。脳出血は、血管の破裂や破裂した動脈瘤からの出血によって引き起こされます。頭痛は鋭くて激しい性質であり、突然発生し、頭部全体に広がることがあります。他の神経症状や意識障害も見られることがあります。

脳腫瘍

脳腫瘍は脳内に生じる異常な細胞の増殖であり、頭痛の一般的な原因の1つです。脳腫瘍による頭痛は、しばしば悪化し続ける特徴的な特徴があります。頭痛は場所や強度によって異なり、他の神経症状(視覚障害、てんかんなど)や認知障害が現れることもあります。

脳髄炎

脳髄炎は、脳髄(脳の中心部)の炎症を指します。脳髄炎による頭痛は、激しい性質であり、発熱、頭痛、意識障害、神経症状などが現れることがあります。感染症が主な原因であり、細菌、ウイルス、真菌などが関与することがあります。頭痛はしばしば頭部全体に広がり、症状は急速に進行することがあります。脳髄炎は重篤な疾患であり、緊急の医療対応が必要です。

◎ 治療の流れ

頭痛外来では、以下のような治療の流れで患者さんをサポートしています。

問診

専門医が患者さんの症状や頭痛の特徴を詳しくお伺いします。痛みの性質、発作の頻度、関連する要因などを丁寧にヒアリングします。

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検査

頭痛の原因や症状の詳細を把握するために、必要に応じてMRIなどの画像検査を行います。MRIは脳や血管の詳細な画像を提供し、頭痛の原因や異常を特定するために重要な役割を果たします。

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診断と治療計画

問診と検査結果に基づいて頭痛の診断を行い、適切な治療計画を立てます。薬物療法、生活習慣の改善、エムガルティ治療など、個別の患者さんに合わせた治療法を提案します。

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追跡

治療開始後も患者さんの症状を追跡し、治療の効果を評価します。定期的なフォローアップを通じて患者さんの健康状態を確認し、必要な調整やアドバイスを行います。

◎ このような症状の方はご受診を

・頭痛が頻繁に起こる。
・頭痛が激しく、日常生活に支障がある。
・頭痛が突然起こり、異常な症状が伴う。
・頭痛が急激に悪化する。
・頭痛に関連して視覚や聴覚の異常がある。

◎ お問合せ先

診療日 月曜日~金曜日(年末年始、祝日を除く)
診療受付時間 9:15~17:00
お問い合わせ電話番号 TEL:06-6458-6472